2009年9月4日(木)
北海道の神秘の湖と言えば、真っ先に摩周湖を思い
浮かべますが、もう一つあったのです。
それはオンネトー。
今回行くまで私は知らなかったのです。
なにしろ計画を立てるのは夫ですから。直前まで知ら
されないことも多いのです。
オンネトーは阿寒国立公園にあり、雌阿寒岳(写真
左)の火山活動でできた堰(せ)きとめ湖です。
湖面は標高623mと高い位置にあり、面積は0.23ヘー
ホーkm、平均水深3.0m,最大水深9.8mです。
「雌阿寒だけに抱かれた青い瞳のような美しい湖」とパンフレットに書かれていましたが、その表現がぴった
りの本当に美しい湖でした。
周りは自然がそのままの姿で残っていて、ほとんど建
物も見当たりません。
ちょうど昼食の時間なのに、レストランはないし、
困ったなと少し、奥に進んでみると、
オンネトー茶屋と書かれた、ちょっと古びた茶屋が
ありました。
営業してるのかどうかさえ分からないような茶屋です。
ちょっと引き戸を開けてみると、お客さんらしき人が
何か食べていました。
夫に「営業してるよ」と声をかけると、「写真をとるか
らちょっとストップ」というので、戸を開けたまま
ポーズをとり、写真を撮って店に入ったとたん、
初老の太ったおじさんに、「戸を開けっ放しじゃ、虫が
入るよ」と叱られました。
もっともだと思い、「ごめんなさい」。
(写真をクリックすると拡大できます)
「オンネトーのパンフレットがあります」と書いて
あったので、「パンフレットを下さい」と言うと
「置いておくと、すぐ無くなっちゃうんだよね、
こっちも余ってるわけじゃないから」とぶつぶつ
言いながら(それなら書いとかなきゃいいのに)
戸棚を探して、それでも渡してくれました。
「すみません」とまたあやまった私。
ラワンブキそばを注文。
ラワンブキとは松山千春のふるさとである足寄
(あしょろ)町の名産で、高さ3m、茎の太さ10cmにも
なる巨大な食用のフキなのだそうです。
秋田にも巨大なフキがありますが、種類が違うそうです。
ここの茶屋は奥様が料理をするようで、愛想の悪いご
主人が、給仕をしてくれたのですが、ラワンブキのそば、
というかラワンブキがとてもおいしいのです。
会計の時、奥様が出てきて、ラワンブキのことを
色々教えてくれて、とても愛想が良いのです。
愛想の良い奥様がお料理をして、愛想の悪いご主人
が給仕をする、この組み合わせが、なんとも言えず、
おかしくて良かったのは、ラワンブキがおいしかった
からでしょうか。
今度来るときも、またこのオンネトー茶屋でラワンブキ
そばを食べたいと思いましたよ。
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