2011年1月22日土曜日

昭和新山と有珠山(うすざん)・2009年北海道旅行27/28

2009年9月10日(木)
昭和新山(標高398m)は昭和にできた火山であるとい
うことは知っていたが、昭和新山は、1943年12月から
1945年9月までの2年間に17回の活発な火山活動を見
せてできた溶岩ドームとのこと。

私も夫も1944年生まれであるから、ほとんど昭和新山
と同じ年である。

これを知って、頭がはげたような、昭和新山に急に親
しみを感じてしまった。

当時は太平洋戦争中であったこともあり、世間の動揺
を抑えるために噴火の事実は伏せられ、公的な観測す
ら行うことができなかったとのこと。

そのため、地元の郵便局長、三松正夫が、その成長の
詳細な観察記録を作製し、これは後年貴重な資料とな
ったことは言うまでも無い。

また、三松は貴重な火山の徹底的な保護と、家と農場
を失った住民の生活の支援のために、民家から山にな
ってしまった土地の買い取りを行ったという。

昔はこのようなりっぱな人をよく見かけたけれど、
近年はこういう人が出てこないのはなぜだろう。

このため昭和新山は三松家の私有地であり、ニュー
ジーランドのホワイト島等と同じく、世界でも珍し
い私有地内にある火山であるのだ。

三松正夫が観察している像があったのに、写真を
撮り損ねてしまった。

昭和新山は1957年に特別天然記念物に指定された。

現在、昭和新山の山麓には、三松正夫記念館が建
っている。今回は時間の都合で入館できなかった
が次回は是非見ようと思う。

昭和新山↓           有珠山(うすざん)噴火口↓
IMG_3622short2009.9.10.JPGIMG_3635small2009.9.10.JPG
(写真をクリックすると拡大します)
昭和新山から有珠山ロープウェイに乗り、約6分
で、有珠山山頂駅に着いた。


有珠山は、標高737mの活火山である。
20世紀の100年間だけで実に4度もの噴火活動が
観測された、世界的にも活発な活火山とのこと。

少し歩くと、昭和新山、洞爺湖、太平洋(噴火湾)
が見渡せる絶景のコースである。

今も煙(水蒸気?)を上げる噴火口も見ることが
できた。

洞爺湖ジオパークが、2009年8月22日に国内初の
世界ジオパークに認定され、その名は
『洞爺湖有珠山ジオパーク』と命名されたと。

洞爺湖有珠山地域の魅力が世界レベルで認めら
れた証で、国内初のことだそうです。
おめでとうございます。

次回はもっと時間に余裕を持ち、この世界
ジオパークを歩くつもりです。

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